6月1日に「がんサミット」を開催 厚生労働省

「スマート・ライフ・プロジェクト」は、「健康寿命をのばしましょう。」をスローガンに、国民全体が人生の最後まで元気に健康で楽しく毎日が送れることを目標とした厚生労働省の国民運動で、運動、食生活、禁煙の3分野を中心に、具体的なアクションを行っています。

その一環として、厚生労働省では、日本人の死因第一位の国民病であるがん対策に向けたイベント『がんサミット』を6月1日に開催します。

来年、平成28年はがん対策基本法成立後10年を迎え、「がん対策推進基本計画(第2期)」の中間評価を本年6月に予定しており、「がん対策推進基本計画(第3期)」も見据え、がん対策について一層の取り組みを進めていく必要があります。

『がんサミット』は、がんの専門家として活躍されている医師や、がん患者団体の方を交えたトークディスカッションを実施し、「がんと就労」「がん検診」「がん登録」「緩和ケア」などについて幅広く意見交換を行います。

また、がんの一番の原因である喫煙については、受動喫煙防止を含めたたばこ対策をより一層推進することが求められており、イベントの中で世界禁煙デー特別プログラムとして、いきいき健康大使の有森裕子氏やマラソン指導者の小出義雄氏をゲストに迎え、東京オリンピック・パラリンピックに向けたスモークフリーへの取り組みについてパネルディスカッションを行います。

『がんサミット』は、行政・保健医療・教育関係者・各メディアなどを対象として、「がん対策のさらなる加速化」をテーマに、6月1日13:30より丸ビルホール(丸ビル7F)で開催します。

プログラム(案)は次の通りです。

(1)    開会:厚生労働省健康局長開会挨拶

塩崎恭久厚生労働大臣の挨拶及び趣旨説明(予定)

(2)    挨拶

国会がん患者と家族の会(国会超党派議連)総会及び受動喫煙防止議員連盟代表世話人・顧問 参議院議員尾辻秀久

「受動喫煙の防止について」:自由民主党受動喫煙防止議員連盟会長山東昭子

「がん対策について(仮称)」:公明党がん対策推進本部長古屋範子

「がん対策基本法の改正に向けて」:事務局長・衆議院議員古川元久

「わが国のがん対策について」:日本対がん協会会長垣添忠生

(3)    基調講演

①   「国のがん対策が目指すもの」:厚生労働省がん対策推進協議会会長門田守人

②    「これからのがん医療と国立がんセンターの役割」:国立がん研究センター理事長堀田知光

③    「がん研究の未来」:東京大学大学院医学系研究科生物学講座細胞情報学分野教授間野博行

④    「がん対策、問われる実現性」:一般社団法人グループ・ネクサス・ジャパン理事長天野慎介

(4)    世界禁煙デー特別プログラム

「標語:2020年、スモークフリーの国を目指して~東京オリンピック・パラリンピックに向けて~」

パネルディスカッション

有森裕子(いきいき健康大使)

小出義雄(マラソン指導者)

正林督章(厚生労働省健康局がん対策・健康増進課長)

(5)    トークディスカッション

「患者のためのがん対策に向けて」

東京大学医学部附属病院放射線科准教授中川恵一

一般社団法人CSRプロジェクト代表理事桜井なおみ

特定非営利活動法人周南いのちを考える会代表前川育

特定非営利活動法人パンキャンジャパン理事長眞島喜幸

特定非営利活動法人愛媛がんサポートおれんじの会理事長松本陽子

小児脳腫瘍の会代表馬上祐子

奈良県医療政策部長渡辺顕一郎

 

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