厚生労働省は、10月21日、一般財団法人化学及血清療法研究所が製造販売するインフルエンザHAワクチンについて、出荷自粛の要請を解除することを発表しました。
一般財団法人化学及血清療法研究所(化血研)が製造販売するワクチン製剤等については、承認書と製造実態の齟齬等についての厚生労働省への報告が適切に行われていないことが判明したことから、9月18日付けで出荷の自粛を要請するとともに適切な報告を求め、その後厚生労働省において報告内容の精査を行ってきました。
21日の第13回厚生科学審議会感染症部会において、化血研が製造販売する「インフルエンザHAワクチン“化血研”」(季節性インフルエンザワクチン)について、厚生労働省による精査の結果(品質及び安全性等に重大な影響を及ぼす齟齬はないと判断していること)を報告するとともに、当該製剤の公衆衛生対策上の必要性について検討を行ったところ、当該製品については、インフルエンザの発生の予防及びまん延の防止を推進する観点から、出荷を認め、供給不足を避けるべきだと考えられる、との意見がまとめられました。
厚生労働省においては、当該意見を踏まえ、本日付で、化血研の「インフルエンザHAワクチン“化血研”」出荷自粛の要請を解除することとしました。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000101868.html