28年度の臨床研修医の採用実績を公表 厚生労働省

厚生労働省は、7月14日、平成28年度の臨床研修医の採用実績調査の結果を公表しました。

この調査は、平成16年度に臨床研修が義務化されたことに伴い施行された、新しい臨床研修制度の実施状況を把握するために毎年行っているもので、今年度は1,027か所の臨床研修病院と大学病院を対象に実施しました。

【調査結果のポイント】

・平成28年度の臨床研修医の採用実績は、8,622人(昨年度8,244人。対前年度378人増)。医学部入学定員増の効果もあり、2年連続で過去最多となった。

・大都市部のある6都府県(東京都、神奈川県、愛知県、京都府、大阪府、福岡県)を除く道県における臨床研修医の採用実績の割合は、57.4%(昨年度56.4%)。この割合も過去最大となった。

平成27年度と28年度の比較で、臨床研修医の採用実績(対前年度比)が増えた県の上位5県は、秋田県が62人から84人となり、対前年度+35.5%、広島県が134人から174人で+29.9%、佐賀県が51人から65人で+27.5%、和歌山県が82人から102人で+24.4%、奈良県が85人から102人で+20.0%。

臨床研修病院と大学病院別の状況は、臨床研修病院が4,808人から5,127人(対前年度319人増)、大学病院が3,436人から3,495人(対前年度59人増)、割合は臨床研修病院が58.3%から59.5%、大学病院が41.7%から40.5%。

 

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