定期受診はわずか 近視の人の意識調査 バイエル薬品と参天製薬

バイエル薬品と参天製薬は、2014年11月11日~12日、近視用のメガネやコンタクトレンズを使用している1,000名を対象に意識調査(インターネット貯砂)を実施、11月25日に、その結果を発表しました。強度近視はどれだけ知られているか、病的近視 早期発見に重要な近視度数の把握と定期受診はいかほどか、という調査で、 “近視が持つリスク”の認知度は低く、近視を診てもらうために定期的に眼科を受診している人はわずかであることが明らかになりました。

ほとんど知られていない強度近視の失明リスク、近視を強制している人であっても自分の近視の度数を把握していない人が多数、強度近視の場合は定期的に専門の検査を受けることが重要、とまとめています。

近視の中には、度数がマイナス8D(ディオプター)を超える“強度近視”に進行するものがあり、強度近視がさらに進んで“病的近視”になると、近視性脈絡膜新生血管など様々な近視性疾患を引き起こし、治療しないまま放置した場合、高度な視力障害や失明に至る可能性もあります。

今回の調査では、近視の人においても、強度近視という言葉を聞いたことがない人が多く、また、強度近視が失明の原因になりうることは殆んど知られていないことがわかりました。近視の人の多くが自分の近視度数を把握していないことや、眼科の定期受診をしていないことの背景には、こうした“近視が持つリスク”に対する認知度の低さがあることが窺えます。

病的近視の早期発見・早期治療のためには、強度近視やそのリスクについて近視の人の理解を促進し、強度近視の場合は定期受診に対する意識を高めることが重要と言えます。

<近視の人における強度近視の認知度>

◆強度近視の知名度は30%以下

◆90%以上の人が、強度近視が失明の原因になり得るとは思っていない

<近視の人の近視度数への意識>

◆近視を矯正している人でも、自分の近視の度数を把握していない人が70%以上

◆強度近視の失明リスクを知っている場合は自分の近視度数への意識高い

<近視の人の眼科定期受診への意識>

◆近視のために定期的に眼科を受診している人はわずか20%強

◆強度近視の失明リスクを知っている場合は定期受診率も高まる

 

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