抗インフルエンザウイルス薬の使用上の注意に関する注意喚起の徹底を通知 厚生労働省

厚生労働省は、11月28日、医薬食品局安全対策課長名で、抗インフルエンザウイルス薬の使用上の注意に関する注意喚起の徹底について通知しました。

これは、抗インフルエンザウイルス薬投与後の異常行動の発現について、10月29日に開催された薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会において、新たに得られた情報も踏まえて評価され、これまでと同様の注意喚起を引き続き徹底することが適当とされたことから、厚生労働省ホームページの「平成26年度 今冬のインフルエンザ総合対策について」の「インフルエンザQ&A」で異常行動について注意喚起を引き続き実施するとともに、関係製造販売業者宛てに、これまでと同様の注意喚起を引き続き徹底するよう指示。同日付で各都道府県衛生主管部(局)長宛てに、これらのQ&Aを活用し、インフルエンザ罹患時の対応についての注意喚起に協力を要請しました。

関係製造販売業者宛ての通知は次の通りで、中外製薬(オセルタミビルリン酸塩)、グラクソ・スミスクライン(ザナミビル水和物)、イセイ(アマンタジン塩酸塩)、キョーリンリメディオ(同)、沢井製薬(同)、全星薬品工業(同)、鶴原製薬(同)、日医工(同)、ノバルティスファーマ(同)、第一三共(ラニナミビルオクタン酸エステル水和物)、塩野義製薬(ベラミビル水和物)宛てに通知されています。

 

本年10月29日に開催された薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会において、インフルエンザ罹患時の抗インフルエンザ薬の使用については、引き続き異常行動について注意喚起を行うことが必要とされたことから、貴社におかれては、今後とも継続して医療関係者に対し注意喚起の徹底を図られるようお願いします。

なお、厚生労働省のホームページに「平成26年度 今冬のインフルエンザ総合対策について」を開設し、情報を掲載しているので、医療機関に合わせて周知方お願いします。

平成26年度 今冬のインフルエンザ総合対策について:http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/influenza/index.html

インフルエンザQ&A:http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html