母親と小児科医を対象に侵襲性髄膜炎菌感染症に関する意識調査 サノフィ

サノフィは、7月3日、母親と小児科医を対象にした「侵襲性髄膜炎菌感染症」に関する意識調査の結果を発表しました。

侵襲性髄膜炎菌感染症(IMD:Invasive Meningococcal Disease)に関して、IMDの発症数が多い年齢層の子どもを持つ母親(子どもの年齢が2~5歳:119名、同11~13歳:117名)と小児科医96名を対象に意識調査を実施しました。

調査結果は、任意接種ワクチンについての母親の意向は「接種可能なすべてのワクチンの情報を教えてほしい」「医師から薦められたら接種する」という回答が多く、IMD予防ワクチンに対しても同様の傾向がみられました。一方で、IMD予防ワクチンについての小児科医の任意接種に対する意向は、「保護者から求められれば接種する」という回答が多く、両者の意識のギャップが明らかになりました。

【調査結果概要】

<母親への調査結果>

・IMDについて内容を知っている母親は1割以下、疾患名の見聞きを含めても約2割にとどまる。

・母親の約8~9割は「ワクチンで防げる病気はワクチンで予防する」という考えに同意し、「定期/任意に関わらず接種可能なすべてのワクチンの情報を教えてほしい」と希望する人が多い。

・任意接種ワクチンについては、「医師から薦められたら接種する」という母親が6~7割と最も多く、「積極的に接種したい」との回答とあわせると約9割にのぼる。

・IMD予防ワクチンにおいても同様に、接種を動機づける推奨元としては、医師・主治医が最も多く、次に看護師などの病院スタッフやテレビ・ラジオ・新聞・雑誌などのメディアが挙げられている。

<小児科医への調査結果>

・IMDについて内容を知っている小児科医は約8割で、疾患名のみの認知を含めると9割以上。

・症状や重篤性に比べて、発症リスク(年齢、集団生活、流行地域)については知られていない。

・IMD予防ワクチンについて内容を知っている小児科医は約3割、名前のみの認知を含めて約5割。そのうち約3割が「積極的に接種を薦める」、約6割が「保護者から求められれば接種する」と回答。また、接種に積極的な小児科医ほど、IMDの重要性を考慮している傾向が見られた。

 

http://www.sanofi.co.jp/l/jp/ja/index.jsp