27年度医療費は41.5兆円 厚生労働省が27年度医療費の動向公表

厚生労働省は、9月13日、「平成27年度医療費の動向」を公表しました。

厚生労働省では、医療費の動向を迅速に把握するために、医療機関からの診療情報の請求に基づいて、医療保険・公費負担医療分の医療費を集計し、毎月、「最近の医療費の動向」として公表しています。

このたび、平成27年度分の集計結果がまとまったため、「平成27年度医療費の動向」として公表したものです。

本資料における医療費は速報値であり、労災・全額自費等の費用を含まないことから概算医療費と呼称しています。概算医療費は、医療機関等を受診し傷病の治療に要した費用全体の推計値である国民医療費の約98%に相当しています。

【調査結果のポイント】

〇 平成27年度の医療費は41.5兆円となり、前年度に比べて約1.5兆円の増加となった。

〇 医療費の内訳を診療種類別にみると、入院16.4兆円(構成割合39.5%)、入院外14.2兆円(34.3%)、歯科2.8兆円(6.8%)、調剤7.9兆円(19.0%)となっている。

○  医療費の伸び率は3.8%、診療種類別にみると、入院1.9%、入院外3.3%、歯科1.4%、調剤9.4%となっている。

○  1日当たり医療費の伸び率は3.6%、診療種類別にみると、入院2.0%、入院外3.2%、歯科1.2%、調剤7.3%となっている。

○  医療機関を受診した延患者数に相当する受診延日数の伸び率は0.2%、診療種類別にみると、入院▲0.0%、入院外0.2%、歯科0.2%となっている。

最近5年間の医療費と伸び率をみると、23年度が37.8兆円(3.1%)、24年度が38.4兆円(1.7%)、25年度が39.3兆円(2.2%)、26年度が40.0兆円(1.8%)、27年度41.5兆円(3.8%)です。

 

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000136499.html